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どんなに努力をしても。それこそ血を吐くような努力をしても、追いつかない何かがある。

 
 この言葉の意味が今になってようやく理解できた。


 …もう俺も会社に入って4年になる。実は4年前、今の会社にMさんとYさんというそれは優秀な先輩が居た。

 俺より2、3年先輩だったかな?立場は今の俺と同じで社長直属というか会社の管理をする人。20代前半という若さでね。正直入社したときは凄いな~という目でこの先輩を見ていた。俺は入社したてのタダの作業員だったから。

社長と共に新規事業を立ち上げ、会社のシステムを作る仕事をしている先輩がやけに大きく見えた。3,4年しか年の変わらない先輩がこんなでかい仕事をやっている!! 

なんて凄い…

ホントもの凄く格好よく見えたね。

話す会話も内容もその先輩は周りの作業員とは全然違っていた。

若いくせになんか偉そうに話すんだけど(笑)。なんか憎めなかったね。そして妙に説得力がある。けど…どこかに何か引っかかる言葉が節々にあったのを覚えている。

話しているのは俺とその二人の先輩…。それなのに?


財前「先輩。俺は工場で一生懸命働いて工場長になります。そしたら先輩の作ったシステムは賛否両論あるようですが俺は指示しますよ」

こんな事を言うなんて若かったね~俺も(笑)。


レジェンド先輩B「…」
伝説の先輩A「…」

伝説の先輩A「財前。もっと視野を大きく持て。お前この会社の事だけ考えて仕事しているだろ。なんだよ…工場長って…。それでいいのか?それでは終わるぞ。周りをよく見るんだな」

レジェンド先輩A「会社をよく見極めろ。一人になってもがんばれよ」


???一人になってもがんばれよ?

 俺はこれを聞いたとき、励ましの言葉かと思っていた。激励の言葉かと…。しかし、この後数日経たずに先輩は会社を退職した。自らの意志で。

 そして、今まさにその仕事を今の俺が引き継いでいるわけ。あこがれの先輩の仕事ね。会社のシステム作り、社長直属。前任者はすべて会社を辞めている…。

 どんな優秀な人であってもね。例外なくいなくなってる。

 そして辞めた先輩と電話で話した時に言われた言葉がこれ。

 
 どんなに努力をしても。それこそ血を吐くような努力をしても、届かない何かがある。それがお前の今の仕事してればきっとわかるよ

 
 
 今はこれがよくわかったね。ISO委員長、人事責任者なんて肩書きが今の俺にはある。後輩に対してはそりゃあ見栄えはいい。優越感に浸ってしまうこともある。しかし会社内部の中間管理職の人に対してはどうだろうか?

 「なんだあいつ社長のご機嫌ばかり伺いやがって!!」
 「あの野郎の言う事なんて聞けるか。勝手にやってろ」

 
 こう思っているのは確実。もちろん実際には言われないけどさ。もしも2ちゃんねる掲示板だったら…。こういう言葉が乱れ飛んでる事でしょう(笑)。

 そしてそのさらに上。会社の経営陣である役員も同じである。

役員A「社長がお前をISO委員長に勝手にしたからな。俺は関係ないからな」

役員B「なんだ?お前、まだ居たのか(笑)」

役員C「社長辞めたらお前終わりぞ。身の振り考えといた方がいいぞ。」

 そして俺の直属の役員はなんて言ってるかというと

直属役員「狭間で苦しんでるんだろうけど、もう2,3年の我慢じゃないかな?そしたらお前を品質責任者、部長にしてやるから」

 …

 …

 部長って…それはただ…今の仕事に役職がつくだけの話ですよね? 立場というかポジションはは同じというわけですね…。


 まるで話にならない。


 つまり周りを見ると四面楚歌だったのである。会社のために一生懸命がんばってきた。わかりやすいシステムも作った。かなり簡易にISOが認証取得できるようになっているはずだ。


 ISOのために書類の山となるのは本来転倒なので、

 実務を妨げないようなISO管理システムを作れ。


 これが俺に要求された使命だった。そう確かに言われた。


 前任者が全て辞めているためノウハウが会社にはない。ゆえに生き字引もいない。だから誰一人として社員は俺の仕事を理解ができないのである。

 君は幹部候補だ
 君が将来の会社のシステムを作るんだ
 君が人事をやってくれ
 とにかく会社規定を作れ 

 あと6年で退職を迎えるというのに社長が言ってくるのはこんな言葉ばかり。俺が思うに社長は6年後俺がどうなるかというのは考えていない。

 退職した日にせいぜい

 「財前君 ありがとう。後はお前自身でがんばれよ」

 と言ってくれるくらいだろうね。俺はその時30歳くらいだから、おそらく管理職にはなっていない(笑)。

 バカな。こんなんでがんばれるわけがない(笑)。おそらくその頃は周りに味方は一人もいない。さらに社長直属のトップダウンの仕事をしていたわけだから、社長が居なくなると同時に仕事もなくなる。俺がこういう風な立場になるよう仕向けたのが社長なのである。

 こんな仕事をさせるのは普通、次期社長もしくは自分の息子で次期上役。この場合がほとんどだろう。

 社長の息子…なら、いきなり常務とかでも社員も納得できるだろうし、外部から呼んでくる…というのも納得できるだろう。

 しかし、同じ会社内からの抜粋でしかも自分より若い人間…となると、今までがんばってきた内部の社員達は黙ってはいないよ、そりゃあね。やりたいなら変わってあげるけど(笑)。

 つまり赤の他人の俺を社長直属で動き回らせるのであれば。もう俺の将来の立場は



社長になる




…しかないわけである。こうならないとおかしくなってくる。ISO責任者なんて権力を持たないとできない仕事なんだから。

 もちろん残念ながら…うちは一族ファミリー会社なの俺が社長になるなんて事はありえない。

 それは誰もがわかっている。

 にも関わらず俺をこういう仕事に就かせた社長。そしてそれを見て見ぬふりをした役員。

 
人の人生を何と考えているのか。

 
 おそらく人の人生を何とも思ってはいない。


 じゃあ俺も会社の事を真剣に思わなくていいのか?


 仕事が引き継ぎできようができまいが辞めるときは勝手に辞めていいということだろう。

  
 自分が社長の間、若い馬力のあるものを使えればそれでいい。若いから文句も少ないし…。

 社長ですら
 自分さえよければいい…。と考えている。

 それをヒシヒシと最近は感じるようになってきた。これに以前は気づかなかった。

 社長直属…。


 これに騙された。

 なんの意味もない。会社にとってなんの意味もない仕事だったのだ。

 もちろん社長の言うことは正しいと思う。このままでは会社に未来はないから新規事業をやるしかない。

 このままでは10年後に会社が生き残っているか?と問われるとNOだろう。残ってはいない。だから社長は新規事業を開拓する。こうしないと生き残れないのだ。しかし、退職間近の上役はこれを否定する。

 これに乗ると自分が責任をかぶるからだ。

 事業立ち上げ時期は何も言わない。そして上昇気流を描いたときに関わる(笑)。これが社会の鉄則なのである。

 つまり社長のすることは正しいのである。会社の事を本当に考えているのは社長だと俺も思う。

 しかし…

 残念ながら、社長を言ったことを素直に聞く社員を社長は作っていなかった。誰も素直に聞かないのだ。


 だから、変な癖のない若い社員を積極的に取り込む。

 この方法で社長の考えは社内に浸透してきた。新規事業も成功している。

 しかし…

 関わった者は…。一番評価されるべき先輩が…。


 もう社内にいない。

 正直うちも社員が200人近くいる全国規模の会社である。新規事業をするなんてリスクを抱えたくはない。

 しかし社長のような人間でないと、新規事業を立ち上げられない。ある意味頭がおかしくないとできないのだ。

 社長の発想は誰も理解できない。しかしそれは今の堀江社長も同じだと思う。
 
 社員から見るとバカだな…と思うことを真顔で、真剣に、情熱をもって行うことができる人間。

 正直凄いよ。ただ…うちの会社では無理だった…。堀江社長とは違い、社長は社員に支持されていないから…。

 支持されていれば俺もこのような状況にはなかったと思う。 
 
 しかしこんな状況を若い内に経験できたのは大きい。社長には素直に感謝したい。
 
 それに最近はうれしいことに人の裏の顔を見えるようになった。これはこの仕事やってたおかげかもしれない。

 俺もこういう狭間の精神的にきつい仕事をして、いろいろ成長できたから気づくのが早かったのかな(笑)。


 もちろんさ、上役さんにこう言われることもあるんだよ

役員「お前の立場をなんとかしたいが…。社長が勝手にやるからな…」

役員「社長が悪いんぞ。お前はその犠牲者だと自覚しろ」

役員「ホントはお前みたいな奴が上に行くべきだろうな。そうしないと会社は変わらないが…。まあうちの会社の体制じゃ無理だな」
 
 やさしそうに見えてなんと無責任な発言なのだろう(笑)。こんな事は役員でなくたってわかってる。これをどうにかするのが上役の仕事。上役会で社長の意見を承認した責任はどうなっているのか…。

 
 だからこそ先輩の言葉が今わかる。

 どんなに努力をしても。それこそ血を吐くような努力をしても、追いつかない何かがある。 


 これに気づかないといけなかった。あれほど優秀だった伝説の先輩方もこの社長直属の将来の幹部、社長の退職と共に会社を追い出されるという宿命を持った呪縛からは逃れられなかった。

どんなに努力しても空しく会社で浮くだけだったんだろう(笑)。よくわかる…。


 彼らもある時…ふと気づいたのだ。

 社長は俺の将来の事を何も考えてくれては居ない_| ̄|○
 上役も誰も助けてくれない。

 !?

 まずい…このままでは俺は終わる…

 

 …てね。

 そして俺が辞めるとすると次にこの仕事を引き継ぐのは誰なんだろう…。とも少しは思ったんだろうね。

 まあ誰もそんな奴はいないんだけど。次は俺がそれを考える番になっているのに何か運命を感じる(笑)。

 20代前半の若い人ならいいけどね…。きっと成長する。30代間近とか40代の人が引き継ぐと終わる。俺は20代前半だったから勉強になったし、良い経験にもなったけど…。俺の仕事を引き継いだとしたら…5年以上いるべきじゃないね。

 ちゃんとさ。段階を追って育てないと人間は潰れる。うちの会社であれば、

 工場作業→農家担当→営業→課長→支店長→上役

 子供ができ、家族ができる と同時に部署を移るように普通の会社はなっている。役職につけなくても成績次第で給料は上がる。

 これこそ人生設計であり、サラリーマンという職業なのだと思う。

 しかし俺の部署に来た場合、

 
 工場作業→会社システム責任者→地獄


 _| ̄|○


 そりゃあ作業員からの成り上がりは凄いが、その後が続かない。こういう役職を作る場合は、社長を含め、関わる人間が絶大なる力で会社を引っ張る必要があると思うね。

 そして足場が不安定なんだから給料もきちんと多く払うべき。

 社長にだけは認められるから、お客様へのアピール力は抜群だけど、肝心の社内で認められている仕事ではないから…。給料も安すぎるし、出世も望めない…。将来不安定だから絶対妻子持ちにはできないと思う。あるのは高い肩書きだけ。

 
 でも後輩に任せるのもかわいそすぎるんだよな~(笑)。将来辞めるのわかってるんだから。

 だから先輩は俺に言ったんだろうね。

 「財前もっと広い視野を持て」、「会社の事だけ考えてると終わるぞ!!お前」って。

 俺も先輩に続こうと思う。こんな事言いたくはないけど、やはり先輩は有能だよ。もし先輩方が未だにこの会社に残っていたら…。


 無能

 いや

 あまりに無謀

 

 と言わざるを得ない(笑)。 

 
 なんか憎めない、なんか他の人と話す言葉が違う。なんか魅力がある。妙に偉そう。

 これが俺からみたレジェンド先輩の印象。
 
 ↑これ多分この仕事経験したから先輩はこういう風になったんだよ(笑)。まあ人生においてはプラスだっただろうね。いろいろ悩んだんだろうなあ。

 
 俺もついにそうなったかと思うと感慨深い(笑)。

 

 先輩は辞めたけど、俺は大丈夫だ!!

 任せろ!! 

   
 なんてね。

 …

 …

 無理_| ̄|○ 

 もちろん辞めたくはないけど、将来がないんじゃあ仕方ない。今回のISO審査が終わって…。来年か…。その前か…。自分の将来のために悲しい決断をしなきゃならない時は近いと思う。

 

 会社を辞めるという事は大変な事だと思う。転職するったって大変な努力を必要とするし…

 祖父が俺にやれ!!やれ!!と進める農業にしてもすぐにできるわけではない。修行しなきゃならないし、日本の農業は軽視されているから問題は山積みな上、政府は補助金も出さないので、農家赤字は必至だ。

 将来、食料問題が勃発するのは必死。日本の食料自給率は12%くらい?

 にも関わらず政府に無視し続けられている農家だけど、後継者が少なくどんどん減ってるみたいだし…何より俺は東京農業大学出身だからね。農業は元々もの凄く好きということもあって惹かれている。

 考えてみるとおいしいよね。

 今は普段100円のレタス等の野菜。食糧危機に陥ると?

 当然400円になるだろう。500円になるだろう。でも食わないわけにはいかない。農家とすれば原価があがるわけではないから、種の値段は一律同じである。

 やはり農家は数年後の時代にマッチするかも?(笑)。
 

 ホント言うと、家でマンション経営してたり、蘭の花や畑もいくつか所有してるから…たとえ無職でも俺は食いっぱぐれる事はないんだけど…。それじゃいけないしね。そんなのは50を過ぎてからでいい。 

 まあいつまで今の会社にいるかわからないけど、明日からは悔いの残らない様に全身全霊を込めて仕事をすることにする。やり残したことはない!!と言い切れるくらいまでやるつもり。



やり残したこと

① 社員評価のしくみ(←これにより給料の上げ幅を規定)

  今まではチョコチョコと簡単に評価されていた社員の給料。だいたいちゃんと評価されているのかどうかすら怪しい。これでいいわけがない。

 これを縛る事にする。売り上げを上げた、利益を上げた等、大きく会社に貢献する仕事をしたのに…何もしてない者と給料に差があまりない…ではやる気が出ないのは当然。

 これを今後は各支社長の会でしっかりと検討して貰い、文書にも残してもらう様に規定しようと思う。つまり自分がなぜこの給料、ボーナスなのかを上役にキチンと証明して貰うのだ。

 面倒臭いわ そんなの却下だ!!

 と上役に言われるだろうどこれは絶対に実行する。残る人たちがかわいそうだよね。今はある意味「俺は首にされてもいい」という覚悟があるからこそできる仕事(笑)。

 上役の書いた文はもちろん社員に公開する、1行しか書いてないとか、現状維持…以上 とか(笑)。

 上役にさ…自分の評価の蘭に適当な文を書かれたら

  (;゚д゚)? はあ?

 こう思うでしょ。

 これで目を覚まさない社員はもうどうしようもない。



②各種手当ての基準作り

 住宅手当が出てない人がいたり、出てる人がいたり。基準がまったくない。社長に進言したものだけが貰ってたり、上役に気に入られている者だけが貰っていたり…。おかしい。

 こういう所を正す必要がある。

 これは俺の後輩からの意見を頂いた。確かにこういうのきっちりしないと会社として失格。 これは一ヶ月後に作るって後輩と約束したから絶対作らないといけない。

 これも進言したら首間違い無しだけど…今ならできる(笑)。


③ISOの仕事

 今は簡単すぎる規定しか作ってないから少々増やしておこうと思う。最近は外部への記録も結構キッチリしたものを求められるからね。


④上役会の議事録の一部公開

 上役が何を考え、なにを会議して決めているのか。こういうのはISOのシステムを利用して社員の皆さんに公開したい。シークレットにすべきではない。

 特に知りたいのが俺をISO責任者に社長が推薦したときの他の上役様の反応だね(笑)。


⑤担当者がいなくてもISO運営ができる体制に

 これは意外に簡単。実はほぼできあがってきている。今年中に完了すればいいね。ちゃんとこのシステムは以前から準備してた。
 今は社員がサボっているだけ。担当者が責任被るからサボっても許される。こういう甘い考えがISOを下落させてる。もう2年分の実績と例があるんだから。担当者いなくても十分可能だと思う。つまり遅かれ早かれISO責任者なんていらないんだよね(笑)。


 そして、いよいよ来年新入社員が何人か入ってくるけど、俺の仕事と同じような感じの仕事に就かされそうな予感はある。

 「財前君もそろそろ部下が欲しいだろう」

 なんて社長が言ってたからさ。そりゃ部下は欲しいけど…。かわいそすぎてさせられないかな…。

 確かここ数年で新入社員が12人くらい入社したけど残ったのは俺を含め4人くらいかな?

 
 はやく見限り辞めたあいつらが優秀なのか、未だに残る俺たちが無能なのか(笑)。
 
 
 多分後者でしょう _| ̄|○
 

 やっぱり出張に行くといろいろ初心に帰るというか…。気分を変えるのは重要だね。やっと踏ん切りが着いたよ。

 言われてみればそう。
 
 今まで俺は自分の会社を真剣にジャッジしてなかったのかもね…。できればやめたくない…。

 でも会社における自分の将来が見えなきゃ続けられない。
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2005.05.20 / Top↑
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