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 この記事は第一部の一楽木工、第2部の応援団を見ないと意味不明なので注意してください。

 高校時代 
 回想1 … 一楽木工
 
 大学時代
 回想2 … 応援団



 
 地獄の応援団合宿が終わり、いよいよ大学の授業が始まった。しかし、徳島から単身一人で東京へと乗り込んだ私にはまだ友達が0。幸い共に応援団として頑張った仲間が学科には数名いましたが、応援団ショックがまだ抜けきらず、会話しても悲しい話題しかあがってこない。それゆえにお互い積極的に話しかけることはありませんでした。

 大学の同じ学科には270名近くの学生が1学年にいます。

 学科の学籍番号が近い者がチームとなり、授業、実験、実習等で共に行動することが多いのですが、1~2回会ったくらいでですぐに友達になれるものではありません。おそらくこの時点で友達がたくさんできている人は少なかったでしょう。

 ゆえに不思議と焦る気持ちはありませんでした。まだ4月です…。入学式が終わったばかりなのです。

 よく考えてみると、私は応援団合宿で様々な事を経験し、想うところがありましたが、他の大学生はその期間は休日だったので、彼らにとっては今からが大学生活スタート。そう。応援団合宿した私がただ疲れ果てているだけでした(笑)。

 状況が違う。


 実は授業が始まるのと時を同じくしてヒラリンとは相思相愛の仲へと発展していました。

 授業が終われば、いつもヒラリンが食堂で待っていてくれました。そこから二人で農大通りの八百屋や肉屋に買い物にでかけ、一緒に部屋で食事をする。…が日課でした。

 そしてヒラリンは9時頃に実家へと帰る。

 ヒラリンは大学から家まで2時間近くかかるのです。

 わざわざ2時間もかけて帰るのであれば泊まっていけばいいのに…。そう思いましたが、いきなりそういう事はすべきでない。女性はそういうの嫌いますからね。自然とエスコートしてあげる必要があるのです。

 この辺は抜かりなく勉強済み。

 いざ実行するとしても、つきあっている事に甘えて

 「きょ…今日泊まっていく?」

 こんなダサイ台詞を吐くのは最低。これは女性に恥ずかしい気持ち、そして決断する勇気を問う言い方です。決してスマートじゃない。言うならばこうです。

財前「あ。ごめん。もう終電間に合わないね…。洗顔料とかそういうの買いに行こうか?」


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ヒラリン「うん」

 これで決まり。この台詞であれば女性の心理としては、「…終電ないならしょうがないし…どうせならお泊まりセットをローソンで買っておこうかな」となるわけです。辺に決断する必要がない。

 言葉には最新の注意を払い、決して自分の自我を出してはいけない。女性を部屋に泊まらせる場合、重要なのは2割の努力と、8割の準備。もちろん「でも…なんとか帰る」と言われた場合の返し文句も用意しておきます。

 そうすることでロマンチックな夜が過ごせるわけです。気持ちも心もなにもかもシチュエーション次第なのです。

そして夜になると狼が現れる。
 
 まあそんなこんなで、授業が終わった後はほとんどヒラリンと一緒でした。

 しかし

 それが逆に悪かったのかもしれません…。こういう事が何日も続くとどうしてもすれ違いが出てきます。そりゃあそうです。夕方~朝まで一緒にいて、授業終わったら、またず~と一緒。

 ヒラリンは元々東京の人ですし、こっちに友達も多い。ゆえに私とずっと一緒でも良かったみたいですが、私の場合そうではなかった。

 …私は一人なのです。徳島に友達はいるが東京の友達はまだいない。

 できればヒラリンには帰って貰って…、というか会うのは週に2,3回でいいのでは?という気持ちになってきていました。彼女とずっと一緒にいるというのは色んな意味で変化がないのです。

 しかし…

 それをヒラリンは許してくれませんでした。その理由としてまず私の見た目、印象。これがまずかった。

 授業にファッションスーツを着ていくというかなりナンパな格好と、女性と見たらすぐに口説く話かけてしまう姿がどうも気に入らないらしく、自分以外の女性と話すのは禁止!!とまで言われました…。目を盗んで他の女性と話すのが見つかったときなどそりゃあもの凄い雷が落ちてました。電話の着信履歴も常にチェックされてたしね…。

 それに初めはあんなに苦労してヒラリンを部屋に泊めたのですが、今や自分から望んで泊まりますしね…。だんだんとヒラリンに対する緊張感がなくなっていたのかもしれません。

 そして正直私は段々と自分の時間が欲しくなってきたのです。
 
財前「ヒ…ヒラリン今日は帰ってくれないかな…」

 こんなこととてもじゃないですが言えません…。

 なにかいい台詞があるのでしょうが、思いつかない…。

 そういえば…

 女性を口説く方法や一緒に寝るためにはどうすればいいのか?? は徳島でいろいろと学んで来ましたが、逆に

 「女性を帰らすためにはどうすればいいのか?」

 こんなことは一切学んでいない(笑)。これに関しては素人同然。ここに落とし穴がありました_| ̄|○。

 女性と距離を取る方法は学んでいなかった。

 花の都、東京で生まれ東京で育ち、その延長線上の東京の大学にいるヒラリン。
 
 逆に徳島の田舎で生まれ、徳島で育ち、夢を抱いて東京へ出てきた私。

 二人の違いがここで大きく出ました。ヒラリンが求めていたのは安息。私が求めていたのは刺激なのです。

 
 こうなるとずっと二人でいることが苦痛になってきます。東京ドームも行きたいし、ゲームセンターにも行きたい…プロレスも見に行きたい…本屋でゆっくり立ち読みしたい… ゲームもしたい。

 しかしヒラリンに毎日家に来られると、恋の話、いちゃつき、機嫌取り…こんな事しかできない。

 ヒラリンはこれを望んでいました。私もイヤというわけではなかったのですが、どうしてもね…。一人で色々行動したい衝動に駆られる。

 私はここで初めて気づくこととなります。女性を好きなのは確かだが…それはあくまでも「口説く」という行為が好きなだけであり、手に入ってしまうと途端に色あせてしまう…。しかも毎日毎日顔を突き合わせていると百年の恋も冷める…。

 つき合う前はすごく楽しくて刺激がありもの凄い勢いでアプローチするのですが、どうもつき合った後のフォローが私にはできないようです。

 徳島で学んだのは「女性を如何に落とすか…」ですからね…。その後の事は考えてなかった。私が知っていたのは…高校時代のしがない付き合い方…。せいぜい休日にデートするくらいのつきあい方でしたから。

 やはり高校を卒業したくらいの青二才が調子に乗っていきなり同棲に近い行為などするべきではなかった。

 それをヒラリンも察知したのか、まもなく私たちは別れました。ヒラリンは元々綺麗な女性でしたからね…。いろいろ私とつき合っているときもアプローチがあったみたいです。別れて3日で新しい彼氏ができたとの報告がありました(笑)。ホントすごいよ…キミ…。

 ちょっともったいなかったかな…。と思ったものの

 私にも落胆は不思議とありませんでした。「束縛された」という点以外では最高に近い女性でしたからね…。やはり幸せだったのです。

 しかし、これからやることが山積みです。まずは心を許せる友達を作らなければならない。今は女よりも男…。

 男友達がいなくて彼女がいる…。この状況は私には無理でした。まずは地盤を固めないといけません。

 
まずは


 男…

  
 



 とにかく
 

 男友達…




 男…




 男…




















 男が欲しいぜ フゥ~
 
 2345rtyhgfder.jpg










 =====○)д`);.・;゛;ブッ


 …


 親友ができるきっかけとなったのは大学の授業の実験。そこで「ワコウ」という男と知り合いました。この男無茶苦茶です。まだみんな大学に慣れていまいというのに大股開けて肩で風切って歩いてると思いきや、ズボンのジッパー(社会の窓)全開という大ボケ。さらに大仏みたいな顔していて

 「俺は仏のワコウと高校時分から呼ばれてたんや」

 って…東北の人間なのに関西弁…。

 そしてニヤつきながら
 
 「俺 清原に似てるってよく言われるねん」

 が口癖でした…。どう見ても似てないけどね_| ̄|○

 なにかわかりませんが、やけに気が合いましたねえ。未だに電話する仲ですし…。頭もいいんです。親分肌で後輩には慕われる人柄でしたね。

 もう一人、親友となったのがタカシ。

 こいつはワコウのようにギャグ系の男じゃない。格好いい系です。そうビジュアル系。TOKIOの山口にクリソツのルックスの持ち主。それだけにモテモテで高校時代の彼女とその時まだ遠距離恋愛してましたしね…。
 
 このタカシは私とワコウの大ボケコンビの突っ込み役として活躍することとなります。私とワコウだけですと、ボケトーク、持論トークがどんどん進んで二人とも引っ込みが突かず困ったことになるんですが、そこをタカシがビシッと仕切ってくれてたわけです。
 
 まあこのタカシが真面目な顔してかなりのエロ度を誇っていたというのもポイントの一つでしょうか?

 他にもたくさんいるんですが、今回の話の流れには出てきませんので割愛します。

 それから夏休みまでは怒濤の如く時間が過ぎました。何もかも新しく、県外の友人ができるという事自体がうれしかった。上記の親友の二人が関西弁というのが少し東京らしさを失わせましたが…。

 夏休みになると、2週間の農業実習が大学で行われます。そうです。神奈川県まで出向き、農業の実習。つまり畑や植物、野菜を栽培する基礎を実技で学ぶのです。

 学年270名が一つの宿舎で共同生活するというそれはもう一大イベントです。今はもう…なくなってるのかな?
 
 だいたい270名なんて人数がまとまるわけありません。ロビーで集まって話してると普段は知らない顔の学生がボコボコ出てきます。授業来てないだろお前(笑)という感じ。

 実習は私にとってはもの凄く簡単なものでした。基本は草刈り、そして栽培なわけですが、こういうのは小さい頃からやってましたからね…。楽勝なわけです。

 しかし…周りはというと…。鎌すらまともに扱えない学生が多すぎです。使い方をわかっていない。少し斜めにしないと鎌というのは切れないようになってい るんです。これは大昔の人の知恵でしょうね。それをまずわかってない。みんな地面と平行に振ってます(笑)。それじゃ草は切れない。まあ東京の人はこんなもんでしょう。虫や昆虫でもいちいち驚いてましたからね…。

 これでは私や鎌を扱える人の負担が大きすぎるので、直々に鎌の指導をしてあげたのですが、残念ながらかわいい女性はこのチームには0…。ということで「かわいい娘」の名前を聞いておくことにしました。

 「農学科でさ。かわいいって評判の娘っているの?」

 …

 4,5人の名前が挙がります。

 クックック…
 
 なるほど。という感じでメモ。そんなもん270名もいるのにイチイチ一人一人確認するわけにはいきませんからね。ここで聞き出しておくことが得策だと思ったのです。

 (;゜д゜)?

 ああ…

 また悪い癖が_| ̄|○と思いましたが、ヒラリンと別れて2ヶ月経ってますからね。そろそろいいんじゃないかな?という時でした。

 
 …


 事件はこの日の実習が終わった後に起こります…。

 
 実習を終えて宿舎へと帰る私たち。そして部屋で休憩した後にみんなで飯です。

 ジリリリリリ

 合図のベルが鳴りました。飯を食う場所は一階の外れ。学生一同は一斉に食堂へと向かいます。

 私も一階まで降りて下駄箱の靴とスリッパを取り替えようとしたその時でした。 私の下駄箱は一番下だったので私はしゃがんでいます。スリッパを下駄箱からとって…

 さあ…

 行くぞと…

 立ち上がろうとしたその瞬間でした…

 一人の女性が私に話しかけます。

リリカ「あ、ごめんなさい。もうちょっとしゃがんでて^ ^」

 
 …どうやらその女性の下駄箱は私の下駄箱の筋の一番上にスリッパがあったらしく私に立たれるとちょっと困るのでしょう。

しかし妙に耳に気持ちいい声でした。そして何か懐かしいような…。

 私はその女性の顔を確認しようと視線をあげました



 すると…?

 









 あれ…?


















 !?




















 エ工ェエ工エ工ェエ工工エェ工エェェ(;゜Д゜)エ工ェエ工エ工ェエ工エ工ェエ工


 












り…リリカ!!

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目を疑いました。高校時代の女神リリカがなんと私の目線の先に!!東京に出てくる前に苦労したのも、バイトしたのも、オシャレに目覚めたのも、女性の口説きのテクニックを必死に吸収したのも…すべてこのリリカがきっかけ。

 そして高校時代は大学受験という壁に阻まれ、とうとう気持ちを伝えられなかった最愛の女性が今目の前に!!!


 そのリリカが再来…


 ば…バカな!!



 リリカは京都の大学に行ったはずだ。東京にいるはずがない。それにここは実習をする辺鄙な農場だぞ。あり得ない。いるはずがない。

 270人の大移動が行われる中、私は動けません。腰が立ちません。それほどのインパクトがありました。後からヘラヘラとやってきたワコウが

ワコウ「おい財前。おまえ何そんなとこでしゃがみこんでんねん。はよ飯行くぞ」

タカシ「ヒャッヒャッヒャ。おまえアホとちゃうんかwごっつ格好悪いぞ、その格好w」

財前「…」

タカシ「それでよ~ 以下略…」

 


 まったく…


 これだから…こいつらは…。


 人の気持ちを読めよ。


 …





  は (;゜д゜)?


 イ…イカン


 見失った!!リリカを。


 ど…どこへ…。



 …

 もう後の祭りです…。270人も収容する食堂でリリカを探せるはずがない。何度かご飯をおかわりに行って周りをキョロキョロしたんですが、見つかりませんでした。完全に目標を消失。そしてそんなに目立つ娘でもないので目標は完全に沈黙…。

 …

 しかし、さっきのは完全にリリカでした。背、顔、髪型、声、雰囲気すべてに見覚えがあります。

 私は宿舎に帰った後ワコウとタカシにこの事を話しました。

財前「かくかくしかじかだ…。そのリリカという娘にそっくりな娘…いや本物かもしれん…がいたんだよ。」


ワコウ「ホンマかいな!?そんなワケないやろ。だいたい京都の大学に行った娘がこんなとこに…」

タカシ「そんな事よりよ~。おまいら誰かかわいい娘見つけたか?俺見つけてん」

ワコウ「おお??誰や!」

タカシ「今日な。一緒の組やったんやけど…名前がな」

財前「…」



 人の話全然聞いてません。この二人…。ワコウは相変わらず調子いいよなあ。ホント相づちというかそういうのがうまい(笑)。

 
 そして翌日…



 奇跡は続きます。

 
 朝ラジオ体操を行って、先生が組み分けを発表します。3班はここ。4班はあそこ。という風にね。

 したら。なんと!!なんと!!リリカの組と私たちの組が実習一緒に!! キタキタキタキタ(゜∀゜)キタコレ 。

 間違いありません。どう見てもリリカです。

 しかし…


 話しかけられません。だいたい


財前「やぁ。リリカ」

リリカ「は?何?誰それ?」


 とかなったら糸冬。それで終わりです。これはマズイ。せっかく神がくれたチャンス。ここは細心の注意を払うべきなのです。

 案ずることはありません。


 だって先生が出席を取るんですからね

 クックック…。


先生「佐藤」

佐藤「はい」

先生「大下」

大下「へぃ」

先生「土屋」

土屋「は~い」

先生「高柳」

高柳「うぃ」


 










 次です…。リリカの名字が呼ばれれば彼女は確実にリリカ。それですべての謎が解けるのです。


 先生がその名を呼ぶ…









 ドキドキの一瞬です。











 …

























 先生「チズエ」 




 リリカチズエ「はい」


 












 


  (;゜д゜)?





 工工工エエエエエエェェェェェェ(゜Д゜)ェェェェェェエエエエエエ工工工




 
 ち…チズエだと!?

 
 な…バカな。ということは別人??


 リリカとは違う誰かなのか…。







 …






 マジでか?!

 しかしうり二つなのです。どこからどうみてもリリカにしか見えない。確かにリリカとは半年以上会っていません。 顔も多少は忘れている部分もあるでしょう。しかし…ここまで似てると…。

 残念ながら、友達の取り巻きの数が多すぎて実習中には結局チズエさんとは一回も話をすることができませんでした。そしてその後組が同じになることなく2週間の実習が終了。

 実習が終わったのでみんなは「これから夏休みだ~」と飛び跳ねてます。

 …大学の夏休みってね…。8月~10月まであるんですよ。2ヶ月も_| ̄|○。もう授業は10月までない。誰も大学に来ない…。

 
 電話番号…

 メールアドレス…


 これを聞けないまま、そしてチズエさんと会えないまま2ヶ月をすごせだと!?








 バカな!!!


 そんなバカな。2ヶ月何もできないとかあり得ない。しかし…今更聞けない…。今更電話番号とか聞けるわけない。というより何も考えられない…_| ̄|○

 …

 これです。これがもうミステリー。普通の女性にならパッと電話番号を聞く台詞が頭に浮かぶのですが、リリカといい、このチズエさんといい、こういう女性を目の前にすると普段の力の1%も出せないのです。台詞が頭に浮かばない…。

 だいたい目があっただけで心臓がばくばく。そしてチズエさんとすれ違うだけで固まってしまう…。普段からすると考えられない事ですが、この二人に対してはそう。

 というより未だにこの二人だけです。こんなに緊張したのは。

 ということで…これから長すぎる夏休みを迎えることとなる財前…。そんな事は何もしらず夏休みに突入するチズエさん。

 勝負は夏休みが終わって新学期が始まった初日。そこしかありません。つまり10月。この2ヶ月でさらに精進を積みアタックするという青写真が脳裏に描かれました。

 時を同じくしてある部活の勧誘が私の元へとやってきました。これがある意味2年生からの大学生活のキーポイントとなるギター部。ここでも信じられないような事が起こりますがこれはまた次回。

 
 次回は

 ストーキング疑惑発覚?? 


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2005.10.03 / Top↑
第1部  一楽木工

 
 この記事は第一部の一楽木工見ないと意味不明なので注意してください。コメントに凄いという書き込みがありましたが、そんなことないので冷静に判断してくださいね。特になにもやりとげてないですよ…。部活で優勝したとか、有名大学に合格したとか…そういう人の方が凄いので間違えないようにお願いします(笑)。


 


 舞台は世田谷区桜丘。東京農業大学から徒歩で約3分のアパートが私の新しい住居。6畳一間の狭い部屋です。
 
 初心を忘れないためにまずは部屋の壁に男優のファッション雑誌を切って貼りました。視覚効果です。こうすれば気がゆるむこともない。その後、農大通りという繁華街に赴き、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、生活用品を全て買いそろえました。さらに… プレイステーションも…。

 東京に来たのもうれしかったのですが、ゲームが自由にできるというのもうれしかった。もうゲーム嫌いの親はいない。何時間ゲームをしようが誰に怒られるわけでもないのです。ちょっと渋谷と新宿に行ってみようと経堂駅まで行ってみました。ここから新宿まで180円。

 …よし行こう 

 と思いましたが…やめました。自分の住む町である桜ヶ丘もまだ理解していないのに、いきなり新宿や渋谷に行ったら迷って帰れなくなる恐怖を覚えたのです。なんかチーマーとか危ない人に絡まれたら、入学式に出れなく恐れがある。そんなのシャレにならない。(←これ…ちょっとテレビの見過ぎでした_| ̄|○)

 新宿とか渋谷とか…バット持った金髪のお兄さんがいきなり殴りかかってくる場所だとテレビで報道されてましたからね。危なすぎて一人で行けるわけない。それにナイフで刺されたら病院行きだし…。

 けどねえ。あそこには聖地があるのです。そう…スポット21。数々のバーチャファターの有名なプレイヤーはそこに集結しているのです。まだネットでのムービー配信なんかがなかったので、雑誌でしか見れない。そのプレイヤーの動きを自分の頭の中で想像するしかなかった。それだけにバーチャファーターの名プレイヤーは私にとって芸能人に近い存在でした。まあしかし、さすがに行くのには危険すぎます。ちょっと道間違えたらナイフで刺してくる奴…とかいるだろうし…。

 ということで部屋でゲームして明日の入学式に備えることにしました。

 
 入学式当日

 クックック…

 いよいよ入学式です。信じられない人の数。そして広さ。入学式だからかな?みんなスーツを着ていました。しかし想像していたほど大したこと無い。普通のビジネススーツです。

 は?

 と言う感じでした。蓋を開けてみるとそんな大した奴を見かけない。大学2年生や3年生もいましたが、この先輩方は普通のジーパンにシャツという出で立ち。ブーツカット履いてるわけでもなくバギーでもない。普通のストレートジーンズ…。

 …

 …
 
 どういうことだ…。無茶苦茶ダサイぞ。こいつら…。

 第一印象がこれでした。ちょっと拍子抜けです…。しかしそんな中女性のチェックにも抜かりない。ほぅ…これが東京の女か…。

 なるほど。

 さすがだ。さすがです。男のファッションは最低ですが、女性はさすがにキチンとしてる。ブランド物に身を固めてる人もいれば、ラフな格好ながらしっかりと古着を着こなしている女性も見受けられます。
 
 素晴らしい

 しかし慣れない東京という土地ということで私はかなり弱気になっており、足が地についていません。さすがに話しかけることはできませんでした。

 入学式が終わると、サークルや部活の勧誘活動が始まります。もう勧誘ばっかで歩くことすらできない。

 野球…サッカー…ラグビー、柔道、ボディビルダー…

  
 …て待てよ(笑)。

 違うだろ!!なんで私のとこにはこんな男臭い部活しか勧誘に来ないんだ。他をみるとスキーとか旅行とかね。そんなサークルに勧誘されている人も見るのに、私のとこに来るのは体育会系ばっかり_| ̄|○。しかも勧誘してくる奴がダサ過ぎ。絶対こいつらモテない。


 ふざけるな!貴様ら。

 
 アホかと。高校時代に柔道部なんて汗くさい部に入ったからかなり出遅れたんだぞ!!大学で同じ苦渋を舐めるわけないだろう。そして現に見ろ。勧誘してくる奴ら明らかに出遅れてるから…。大体勧誘文句が


体育会系「男の方が多いけどもちろん女の子もいるんだ」


 (*´д`)y-゚゚゚。

 いるわけねえだろ。マネージャーだろ?どうせ。

 ゆえにそんなのには目もくれませんでしたね。

 しかし…ここで毎度ながらいきなり事件が発生してしまいます。大学時代におけるファーストインパクト。それが起こってしまうのです。

 なんと私に学ラン着た学生が近づいてくる。

 (*・艸・)プッ

 アホだ。こいつ。入学式に学ラン着てきたの?


 …



 …


 …



 大学生はスーツなんだよ(笑)


 

 おまえどこか相当ヘンピな村から来たんだろう(笑)。

 (*・艸・)ププッ。

 田舎者丸出し。


 しかもそいつ私に話しかけてきました。


学ラン「あ。新入生?」


 こんなアホにため口聞かれるとは…。

 ん?待てよ…。ま…まさかコイツ。




 






 俺に同じ臭いを感じたのでは?



 


 こ…この野郎。まさか俺が徳島の田舎から出てきた事を見抜いたのか?


 イ…イカン。これはマズイ。よしここは東京弁を使って都会者をアピール。こんな奴はとっととスルーしよう。


財前「そうだけど?」

 
 完璧な標準語だ。しかしさらに男は話を続ける


学ラン「俺さあ。なんで学ラン着てるかわかる?」



 (*・艸・)プッ


 わかるよ。わかる(笑)。人口10人くらいの村から来たんだろ?おまえ。スーツとかいう存在知らないんだろ?だいたいお前と話してたら俺までダサイと思われるんだよ。さっさと消・え・ろ。

 
 まさか思っていてもそんな事言えません…


財前「さ…さあな。悪いけど俺忙しんだ。じゃあな。」


学ラン「おい。ちょっとまて」


…な…なんだ?コイツ…。なんでこんな態度でかいんだ。この野郎…

財前「なんだよ。とにかく用があるから。じゃあな」

 
学ラン「…おまえ生意気だな(笑)。気に入った」


 は…はぁぁぁぁ????

 ヤバイヤバイ。これで気に入ったとかあり得ない!!しょうがない。ちょっとキツイ事言って嫌われとくか。


財前「ま…まあとにかくだ。忙しいからまた後でな。それと明日から学ランはやめたほうがいいぞ じゃあな」


学ラン「おまえ学ランをバカにするのか?」


…はぁ。筋金入りのバカだな。こいつ…。


財前「…あのなあ。学ランていうのは高校までなんだよ。大学はスーツ。わかるか?着てくる自体が常識を外れてる。わかるな? 新入生ということで誰も突っ込みをいれないだけ。じゃあな」

学ラン「俺は2年生だ。一応おまえの先輩だ」

財前「え…」

そこで学ランが一枚の名刺を私に差し出す。見ると応援団 2年 イソガ●と書いてある…。せ…先輩だと?馬鹿な…。

イソガ先輩「おまえの生意気なところが気に入った。応援団に入らないか?」 

財前「…」

 なるほど。応援団だから学ランを着ていたのか。しかしダサイ学ランだなあ。長ランにボンタンとか今時はやらないぞ…。

イソガ先輩「まあ団室で話だけでも聞いていかないか。もし入りたくなかったら、社交ダンス部とかスキーサークルとかさ。そういうとこ紹介してやるよ」


財前「え。マ…マジですか?」

 
イソガ先輩「多分お前応援団に入るけどな」


 (*・艸・)プッ


 入るわけないでしょ。阿呆が。


財前「わかりました」


というわけで団室へGO。応援団なんてどうでもいい。しかしその後の社交ダンス部、スキーサークル案内というのが気に入った。女性の臭いを感じる…。


 イソガ先輩についていくと農遊会会館の2階の応援団の団室に案内された。部室のドアを開けると







 …
















 オーーーーーーーーーーーーーーーーース













 今時オスとか…。

 そう思っていたのですが、驚くべき事に団室を見ると美女が一人。見ると団室の先輩の彼女のようだ。

 な…なんだと!?

 まさか。なんでこんな奴がこんな綺麗な人を…。


応援団「やあ。新入生。東京農業大学の応援団について説明させて貰う」

財前「はぁ(しかし…あの女の人美人だな…)」

応援団「これを見てくれ。学費の中のこの部分だ」

財前「はいはい…(おっ目があった)」

応援団「応援団運営費というものがあるだろう。これは学生全員から徴収している。例外なく全学生が応援団運営費を払っている。全ての部活サークルにおいて運営費を学校側が提供してくれるのは我が応援団だけだ」

財前「へぇ…そうなんですか(なんであんな美人がおまえと…)」


応援団「大学のサッカーや野球、ボクシングは全国大会に出るときもあるからな。その勝利の鍵を握る応援団は学校側に守られているということだ。そして東京農業大学というのは全学生が運営費を払ってることでもわかるように、一応学生全員が副応援団員という位置づけになっている。」


財前「な…なんですと!?(あ~あの子をガブガブやりたいなあ)」


応援団「ゆえにここは全ての部活、サークルに関わりをもてる唯一の存在なんだ。もちろん練習は地獄のようにきつい…しかし友達、知り合い、女。全ての出会いは思いのままだ」



 …な…なるほど。なんとなくはわかった。つまり応援団というのは孤立しているわけではなく、全ての部活の応援。そしてサークルに関わっているから…


 出会いたい放題!?と言うこと?


 な…なんかすごい。

 
応援団「話だけではわからんかな?この日にそれぞれの部室に挨拶に行くことになってる。その後に合宿だ。その時応援団がどういうものかわかると思う。来ないか?」

財前「いいですよ(こいつもそれであんな美女を…)」


応援団「よし。決まりだ。ここに名前を書いて」


財前「名前を書く!? 言っておきますがまだ入部はしませんよ?参加するだけです」

応援団「もちろんだ。参加者の人数把握だよ」

財前「はいはい」


 まあここで出会いを求めておくのもいいな。ここでまずは地盤固めといくか…とりあえず合宿に参加して他の部に顔を売っておこう。


 私は名簿に名前を書き、約束の日に団室を訪れました。お。7人くらい私と同じ新入生がいます。お…みんなやるきなのか?


財前「おはようです」











応援団員「挨拶はオス!!だろコラ!!」 
 
 
 ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノゲシッ


 いきなり蹴りが飛んできました…。



財前「工エエェェ('A`;)ェェエエ工」


応援団「この合宿に参加する以上、今日から応援団員と一緒に扱わせて貰う」


新入生一同「ガ━━━━(;゜д゜)━━━━━ン !!!」


 よしまずは持ち物検査だ。

 といって私達新入生の財布が奪われました。

財前「はぁ?財布盗るとか犯罪だぞ 返せよ」

応援団「後で返すから心配するな。金庫に入れておくだけだ。それと何だその口の聞き方は」

財前「…(こいつ…後で覚えとけよ…)」

 
 そこからバスに乗ってどこかに出発しました。なんか囚人みたいです。新入社員は背もたれに触ることが許されず、常に背筋をピントはってないといけないらしく、相当辛かった…。それに何分かに一回

 「空気椅子~」

 というかけ声と共に空気椅子しないといけない_| ̄|○。2時間半これです…。もう地獄でしたよ。財布取られてるから逃げられないし、何処に行っているのか、東京に来て間もない私にわかるわけない。

 そしてどうも私たちは2年生と話をすることしか許されてないらしく、3年生や4年生に話しかけると殴られます。恐ろしい団体ですね。

 2時間半後旅館に到着です。いきなり走り込みが始まりました。20㌔くらい?を

3年生「の~うだ~い」

新入生「わ~しょ~~~~~~~~~い」

3年生「の~うだ~い」

新入生「わ~しょ~~~~~~~~~い」

 
 大声出しながらランニング。これはさすがにきつかった。走るだけでもきついのに大声出しながらとかさらに疲れる。既に泣いている新入生もいましたね。

 広場に到着後、息つく暇もなく

 腕立て300回
 腹筋300回
 背筋300回
 スクワット500回

 ↑これやってみ。多分できないと思うよ。


 腕立ては200回以上したことなかったです。そこまでは行けるんですが、200回からがもう地獄。ホント腕に感覚なくなってますから…。

 そして腹筋。腕を使わないのでまだ楽ですが、こちらも200回を超えたときが地獄。腹が上がりません。

 次に背筋。同じく200回からがキツイ(笑)。

 スクワットはまあ400回からは立ってられませんよ…。絶対こけるし、目の周りの視界が真っ白になってました。

 休むと蹴りが飛んできます。さすがに柔道してた私もこれには参りました。確か全部やりとげたのは私ともう一人だけで、他の新入生は泡ふいて泣いてましたね。

 しかしこっちもやり遂げなければならない理由があります。

 なんでこんな事を最後までやったかというとランニングとこの筋トレは1~3年生がやるので条件は同じなのです。正直先輩の応援団員に負けたくなかった。3年生よりも早くこなしてやろうと必死だったのです。そうすることで先輩に劣等感を味合わせてやろうとたくらんでました。

 ここで脱落したら負け犬。いつしかそう思うようになってました。

 正直私は元々こういう筋トレは高校時代にイヤというほど経験してましたので「こういうの久しぶりだなあ」というなんかすがすがしさもありました。

 終わるともう死にそうだったのですが、今度は海岸に向かって「オス」を200回。めいっぱいの大声で200回です。小さかったら鉄拳制裁ですから…。

 これだけで声が枯れました…。なんか私の声が後に女性にセクシーと言われるようになったのは、この地獄の特訓のおかげかも?

 そして今度はまた20㌔かけて旅館に走って帰ります。もちろん声出しもする。旅館に帰るとすぐに飯です。この時、胃とか腹とか体力が0になっており飯なんて腹を通りません。

 しかし、応援団は電子ジャーのご飯を全て平らげ、おかずも1㍉の残しも許されません。すべて食べないといけない。ご飯15杯くらい食べたでしょうか?無理です(笑)。

 全て食べた後トイレで吐きましたね。しかし、まだまだそれでもおばちゃんが飯を持ってくる…

 「てめえババア。もう持ってくんな!!そんな食えるわけないだろ!!」

 まあそんな事言えるわけもないんですが、3人の新入社員がトイレから帰ってこなかったので結局残った私たちが食べる羽目に…。(多分トイレで吐きすぎて気絶してた)

 なんか体力ある奴の方が損してます…。

 その後に先輩のジャージの洗濯です。全部洗濯して干す。そして就寝。もう眠たくて仕方なかったですね…。そして朝は4時起き。

 それから前日のメニューがこなされます。今日はさらに応援団の四股や踊り、歌、大学の学歌と全部ここで仕込まれました。

 もうその時は地獄でした。

 …
 
 後に研究室の副幹事としてエールを切ったり、学歌を完璧に歌い上げて、それがきっかけで付き合った女性がいるのですが、それはこのときの特訓のおかげです。というのも農大踊りとかは会社の営業や忘年会ではすごい好評です。この時はそんな事気づくべくもなかったのですが…。


 それを6日間繰り返しました。腕は腫れ上がり、喉を痛めすぎて声も出ない。走りすぎとスクワットが祟りもう足も動きません。しかし最後の日は町に繰り出して練習した応援団の全応援歌を披露しました。ものすごい数のギャラリーでした。400人くらいいたでしょうか?

 この時ちょっと感動して涙が出てきました。この信じられない6日間の事を思うと感無量でした。すべてはこの日のために練習したんだな…と。観客も拍手喝采。
 
 この時に気づきます。なぜ学生全員が応援団費を払っているのか?なぜ応援団が他の部活に顔が広いのか?
 
 これだけキツイ事を学生を代表してしているからです。大学の宣伝にもなってます。テレビも来てましたから。

 他の大学の応援団を見ても農大の応援団はトップクラスのキツさという事を後にしりますが確かにそうですね。

 大根おどり

 を有名にしたのは全てこの応援団の歴代の先輩方の努力があったからですからね。そして全員この合宿を経験した。

 …

 宿舎に帰ると2時間だけ自由な時間を与えられました。合宿以来初めての事です。しかし財布は金庫に盗られているのでどこにも行けません。ゆえに私たちは今後について話し合うことにしました。

 正直地獄の合宿はきつかったのですが、(しかも無理矢理バスで拉致とか…)こんなに充実した日を送ったのは久しぶりでした。先輩も私たちとほぼ同じメニューをこなしていたので絶対キツかったはず。しかし今後応援団に残るかどうかとなると話は別です。

 聞けばこんなにキツイ事をするのはこの時期だけみたいで、後は特訓とかないみたいです。これにちょっと拍子抜け。ちょっとこういうのもいいかな?と思ってましたからね。

 そして何より精神が格好いい。これは地獄の合宿を経験したからわかったんですが、運動部(サッカー野球ラグビーボクシング相撲)の人たちはスポーツ推薦で来てる人もいて、それはもう血のにじむような練習をしてます。

 それを応援するのが応援団。

 応援団である以上、その運動部よりももっときつい練習を特訓をしないと応援に説得力がない。ただ応援に行くだけの応援団の応援なんて心に響かない。喜びを分かち合えない。

 無駄とも言えるこのしごき、特訓には深い意味があることに気づきました。

 しかし…


 しかし…

 どうしても私が許せなかったのは、大学に来ているときは学ランを着なければならないという規定。

 これはどう考えても無理だった。地獄の特訓をして、格好いい服を着て女性を隣に座らせる。これがかっこいいのです。学ランとかあり得ない。この規定がある以上応援団に入部することはできない。一応先輩には聞きました。なんとか学ランは免除してくれないかと…


 答えは当然NO。


 …


 じゃあ無理だ。


 そして今後の去就を話し合いました

財前「なあ。みんな応援団に残るのか?」

フジ●「俺は…始めはイヤだったんだけど…。なんか感動しちゃって…残ることにするよ」(←後の応援団長)

ヤマモ●「俺は辞めようと思います…」(←1年後に大学をやめる」

テツ●「俺はこの特訓だけで満足だよ」(←入団しない)

モリ●「俺も迷ってる」(←応援団に残る)

??「俺は残る」←(北海道支部の人)

??「俺は残らない」←(一緒に辞める)


財前「よし。俺も辞めるけど残る奴はがんばれよ」

フジ●「え?財前君やめるの?一番頑張ってたような…」

財前「悪いが大学で学ランとか着れない。」

モリ●「財前は女の事しか考えてないからな(笑)こいつな…あのブラスバンド来てるとき…」


財前「おい(笑)。いらんこと言うな」



 危ないところだ。そういえばこいつは知ってたんだった。

 丁度応援を披露するときにブラスバンド部がその時だけ来てたんですが、そこにブランド物に身を固めた栄養学科の美人な女性がいました。他は話になりませんでしたが、この女性だけなんか雰囲気が違った。向こうから話しかけてきてくれて…案の定、一瞬で惚れてしまいまいました。そして電話番号を先輩の目を盗んで聞いておきました。すんなり教えてくれると言うことは?






財前「こんど東京の町を案内してくれないかな?」

ヒラリン「え?いいよ」

財前「友達としてじゃないよ。一目惚れしたってさっき言ったよね?デートと理解してね」










ヒラリン「うん…」

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 どうやら、徳島のナンパで磨いたテクはこちらの女性にも通用するようです…。暴走族のお兄さんに感謝…。


 次にヒラリンと合うのは大学の授業ですから。学ランなんか着てたら幻滅させてしまうでしょう。せっかく気に入って貰えてるに…。

 応援団のためにこの女性を無駄にするとかあり得ない。もうリリカの二の舞は踏まない。



 クックック…

 デート終わったら家に誘って… 

 

 
 ガブ ガブ ガブリンチョ(・∀・)

 


 グエヘヘ…

 親もいないしな。ホテルも必要ないのさ…

 …
 
 まさかみんなで真面目な話してるときにこんな事言えません(笑)。

 帰りのバスの中で盗られていた財布は帰ってきました。先輩が言うには合宿中はあまりのキツサに脱走者が多く出てしまい、それで道に迷って帰れなくなる奴が過去何人かいたようです。

 財布が無ければこんな問題は起きないと思ってのことでしょう。う~ん。やさしいのかやさしくないのかよくわからん(笑)。

 でもこの経験は大きかったです。話をするにしても「俺応援団だったんだよ」と言えばまず食いついてきます。経験した人は300人中7人ですかね。かなり貴重なんです。おそらく正規の農大のエールを切れるのも学年ではこの7人だけだったでしょう。

 エール切ってくれとサークルや他の部活から誘われることも多々ありましたから。エール切るだけに呼ばれてエール切って帰るとか渋すぎるでしょ?

 まあその後、応援団は辞めました。(辞めたというか入部してないんだけどね…入部扱いに勝手になってたし…)目的のベクトルが違いますから。

 まあしかし結局まだ入学式→応援団地獄の合宿とまだ東京来て一週間くらい?

 全然大学生活始まってません(笑)。これから授業が始まるんですけどね…。

 


 
 まあしかし誤解しないでくださいね。私の時代は地獄の合宿がありましたが、今は凄くやさしくなってるみたいで、随分と応援団も変わってるみたいです。時代には逆らえないのでしょうね。学ラン着てるのはまだ変わってないようですが…。フジ●が団長になったときに私の方からちょっと提案したのですが、却下だったようですね。



 ダサイから早くやめろ。

 
 最近は学校で先生が学生に暴力を奮っただけで先生が罪に問われるなんて軟弱な事が普通に新聞に出ますからね。正直こういうの経験している私からすると呆れて物も言えません。暴力があったからここまで頑張れたし、特に先輩に恨みもない。逆に感謝してるほどです。それにこういうのでないと思い出にもなりませんよ。腕立て300回とか暴力という背景がないとできるわけないですから…。先生から叩かれたくらいでつべこべぬかすような奴は大成しない。


  

 しかし…全然オワラナイ。

 とてもじゃないが書き切れません 
 
 これでまだ大学生活10日間くらいしか書けてない…。あと4年とか果たして書けるんだろうか?まあこれは事実の話ですし、ネタはもうありますからね…。休み休み書くことにします…。



 そして
 
 

 次からが本番 まさかのリリカ再来!? 編です。



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2005.09.17 / Top↑
昨日のLOVEバトン、人によっては刺激が強すぎたみたいですね。お叱りを受けたりしてますが、う~ん。まあ。この日記は文だけですからね。実際に会って話すれば解決するんでしょうが、そういうわけにも行きませんから。

 女性の事を書くのは久しぶりでしたが、昨日のバトンだけだと誤解がありそうで…。

 まああの文だけで判断するのは間違えてます。人それぞれ歴史というものがありましてね。コメントを見るとそれを理解している人もいますね(笑)。

 そして匿名でそうなった経緯を教えて欲しいという書き込みがありましたね…。

 う~ん。まあちょうど書くこともないし、ちょっと書きますかね。このまま誤解されてもいけないからね(笑)。
 
 これはよく酒の話でする。

 実話です。

 リア友のデビルなんかは耳にタコができる程聞いてるかな(笑)。
  

 …


 …



 長くなりそう…





 私の経緯ですが

 
 私が女性を意識し始めたのは幼稚園から。昨日書いた鉄棒の娘ですね。その頃は「つき合う」という事自体を知らないので「好き」この感情しかなかったですね。幼稚園で一緒にいれればそれでよかった。向かい合って給食食べたり、一緒に帰ったりするだけです。

 小学生→中学生までそんな感じでしたね。「つき合う」という意味がわからなかった。

 「好き」

 と言って

 「私も」

 と返事を返されたらうれしい…そんな程度です。一緒に帰る、一緒に昼食べる。それ以上はないです。

 これが大きく変わったのは高校生からでした。

 この頃はもう周りの友達はかなり女性を意識してましたね。中学生の頃にはまったくわからなかった「つき合う」という言葉を一部のマセた奴は当たり前に理解してた。中には高校1年で既に彼女がいた奴もいました。

 私の中学は恋愛に遅れていたんでしょうね。そんな話ほとんど聞かなかったし、男は坊主という古い体質でしたから…。

 他の中学校はおそらく恋愛については進んでいたのでしょう。茶髪とかも居ましたしね。そして高校ともなると学区外の人が集結しますから、そこで出身中学によって入学した時点で大分差ができてしまっていたのです。例外なく私と同じ中学に行ってた奴は出遅れてた。
 
 モテる奴は早い段階で女性を意識していた層でした。

 私もものすごく遅れてましたね…。サーカーとか野球すればいいのに、意味もわからず「柔道部」なんていう男の巣窟みたいな部活に入ってしまいました…。進学校でしたので大学を意識しての勉強も大変。細かいことを考えている余裕がありません。

 それでも好きな女性はできましたが、女性に告白しても連戦連敗でした。そりゃそうです。何の作戦もなくアプローチの仕方は小学生や中学生のまま。幼稚すぎです。

 今思うと女性を意識した行動、改造制服(短ラン、ブーツカット)等をはいて花形部活に入ってフェロモンアピールしてる奴に汗くさい部活の私が勝てるわけがなかった…。

 女性にフラレ続けた私は「どうせ俺なんて…」と次第に柔道に打ち込むようになっていきます。筋トレ、初段(黒帯)取得、一本背負いの練習とかね。みんなを柔道場に集めて斉藤という奴とプロレスを何回か催して、先生に怒られたときもありました。

 こんなことしてる奴がモテるわけありません(笑)。筋トレと技の鍛錬ばかりしてましたから…。女性を次第に意識することも減っていきました。その当時はそれが楽しく思っていました。女というものから逃げていたのかもしれません。

 しかし高2になると転機が訪れます。柔道部?がよかったのか、特に意味はなかったのか、春休みの間に身長が信じられないほど伸びました。この時25㎝くらい伸びて183㎝になった。
 
 そして時を同じくして何人かの女性に告白されるという事件も発生しました。…しかし高1のモテない時期を体験して完全に女性恐怖症になっていた私は

「はぁ?俺の恋人は柔道だ」

 という感じで既に性格がひねくれてしまっており(もうね…アホかと…_| ̄|○)

 モテもしないのに突っ張ってましたねえ。背が伸びたのが急すぎたで、周りが私を見る目は変わったのかもしれませんが、自分で自分がまだ理解できてなかったのです。心は成長していないし、まだ精神年齢は中学生のままでした。

 しかも高校2年生の頃は斉●、仲●、三●、森●、島●などといった悪友が同じクラスに来てしまい、毎日が刺激的すぎて女性どころではなかった。

 もう無茶苦茶ですよ。ゲーセンでいきなり殴り合いのケンカ始めたり、友達同士でプロレスして泡吹くまで行ったり…酒飲んで謹慎になったり…。 …あとは言えません_| ̄|○。あやうく死にそうになった時もありました。

 
 まあこの時期があったから今があるとも言えますが…。


 背が伸びたことによって柔道にも影響が出てきます。体重はあまり変わらないのに背だけが伸びているので今までかけやすかった技が使いにくくなってる…。組み手がどうもしっくりこないのです。かなり弱くなりました。重心が上がってしまい足払いですぐ転んでました。まだ背が伸びた骨が完全にくっついてなかったのかな?

 ゆえに背が高い者が使う技を覚える必要が出てきてしまい、一本背負い、背負い投げは捨てました。

 去年1年間は何をしてたんだ(笑)。という感じでした。

 一本背負いから払い腰や内股へと切り替える必要があったのです。しかしプロレスが得意だったので寝技には問題はなかったのが幸いでした。とにかく覆い被さるように相手と同時にこけて、寝技で仕留める。こんな勝ち方ばっかりでした。もうすでに柔道ではありません(笑)。まあとどのつまり私は柔道があまり好きではなくプロレスが好きだったわけです。


 そして高3になるとまた状況が変わります。高3のクラス分けで悪友がチリジリになり、なんとも因果なもので今度は逆に頭のいい奴がクラスに結集してしまう。

 学年での成績は当然変わりませんが、クラスの成績では後ろから数える方が早かった(笑)。クラス順位が信じられないほど下がりました。

 ちょ…国立大学目指す奴ばかりでレベル高すぎ。とてもではないですが、バカな事なんてできない。休憩時間に予習復習は当たり前。そんなクラスでした。息苦しかったです…。

 当然…

 「ヤバイ…なんでみんなこんなに頭いいんだ…」という危機感で今度は勉強に打ち込むことになります。

 他の人と同じ事をしても成績は変わらない…ということで、東進衛生予備校という塾に行きだしました。これは衛星中継で東京の有名な塾の講師に授業をして貰えるということで当時としてはかなり画期的なシステム。同じ授業を見返せる復習ビデオ学習もありましたので、かなり効果的でした。



 「机の下に氷を置いて眠くなったら足を入れろ」



 今でも思い出す勉強必勝法の言葉です。東京の塾の先生のこの言葉で眠気に勝つ勉強の仕方をマスターしました。

 なにせ塾から帰って家で勉強…。夏休みも同じ事の繰り返し…。そりゃあ眠くなります。氷に足を突っ込んで勉強してました。

 それでもクラス内の順位はあがりませんでしたね…。一体どういう奴らなんでしょうか?

 もちろん学年成績と偏差値は無茶苦茶上がりましたが、どうも納得がいかない。これだけ勉強してもクラスでは順位が変わらないとか…このクラスは正直おかしい。

 考えても見てください。氷に足を突っ込んで勉強したのに、クラスでの順位が変わらないということは、クラスの人たちはそれ以上勉強しているということです。

 「この野郎共…真面目に勉強ばっかしやがって…必ずひれ伏させてやる」

 
 その想いで勉強を続けていました。友達が言うにはもう血気迫る表情だったそうです(笑)。そんな姿が目に止まったのか、先生から一つの提案を聞きます。


先生「おい。おまえ最近がんばってるな。推薦入試というのを受けてみないか?」

財前「推薦入試?なんですか?それは?」


先生「ああ。学校がお前を推薦して推薦用の試験を受けるんだ。テストと小論文と面接がある」

財前「ほぅ…」

先生「おまえ農業系の大学がいいんだろ?東京農業大学なんてどうだ?推薦枠あるぞ」

財前「そこはちょっと厳しいです…。偏差値64とかですよ…」


先生「だから推薦で行くんだよ」


財前「いやしかし…」


先生「おまえ多分小論文と面接は偏差値64越えると思うぞ(笑)。今の成績ならテストも運がよければなんとか…。それにこのクラスはみんな国立大学目指してるから推薦枠使う奴いないんだよ」

財前「そうなんですか…」

先生「まあ、おまえはすっぺらこっぺらいつも口だけは達者だからな。面接はいけるだろ。小論文も大丈夫なはずだ。問題は…テストと謹慎になってる事だが…」

財前「せ…先生。そこをなんとか…謹慎は謹慎はモミ消してくだされ_| ̄|○」

先生「う~む…。まあ最近は真面目にやってるしな。じゃあ推薦状かいといてやるよ。ついでに名城大学も推薦入試受けとくか?」

財前「オオオオオオオ」

先生「だが、もし合格しても何も言うなよ。国立目指している他の学生は2月が試験なんだからそのへんは配慮しろ」

財前「はい」


 この日から数えて…推薦入試まであと2週間。

 そこから頭を切りかえる必要がありました。科目の勉強は中止し、推薦入試の面接と小論文の勉強を始めました。これを2週間勉強し、テストの方は今まで勉強した財産でなんとかすることにしました。

 科目勉強は2週間あがいてもたいして意味ない。

 それならば学校では習わなかった面接と小論文を勉強したことが得策だと感じたのです。まずは生物部の先生に教えを請い、面接試験と小論文に備え、万全の体制で受験準備を整えます。何十枚小論文を書いたことか…。


 これに落ちれば後がない…。

 
 そして…

 
 飛行機でいよいよ東京と名古屋へ。受験です。 

 
 世田谷区。浜田雅功の住んでいるとこだ(・∀・)



 …まあそんなことはどうでもいいんですが…
 

 推薦入試の小論文の問題は


 現在の農業の発展と政治… 以下略  についてでした

 
 まあこんなのは楽勝です。小論文とかは元々問題なかったですからね。

 次のテストは

 数2、Bとか無理…。

 _| ̄|○で終了… 平均70点くらいでしょうか?よくわかりません。


 そして面接へ。

 練習したときに、もうこれは才能の世界だと感じてました。マニュアルが一応あるんですが、それでは高得点は取れない。

 面接は並び形式で大広間で行っていました。

 他の学生がどういう質問されてどういう風に答えてるか丸聞こえです。みんな普通の事ばかり言ってます。真面目すぎる。これはテストじゃない。人生が試されてるのに…。

 みんな本に書いてあるような答えばっか言ってる。

 違う。面接というのは試験官の質問に答えればいいというものではない。興味をひかせこちらの世界に引き込まないと印象になんて残らない。マニュアル通りとかこいつら終わったな…。受験勉強のしすぎだバカ共が。テストでは不覚をとったが、面接で負けられない。

 フッ しかしみんな青いな。

 第一、高1、高2、高3と激闘の時代を歩んで来た私が普通の事言うわけ無いだろう。事前に花の名前や農業のイロハは勉強ずみだ…。あとはそっち方面の話題に無理矢理もっていけばいいだけ。もらった!!

 
 …クックック

 
 以下は面接の時の事。ちょっと忘れてる部分もありますが、だいたいこんな感じでした。


面接官「あなたはどのような学生生活を送ってきましたか?」

財前「他の学生方がゲーム、部活に打ち込んでいるときに、私はそれには目もくれず、合間を見て家の農業を手伝って来ました。」

面接「??部活に柔道とありますが?」

財前「部活は勉強と同じく絶対にやらなければならない事項ですので手は抜いてません。家の仕事を手伝ってきたというのは、他の学生で言う…自分の自由な時間を割いての事です」

面接「ほぅ…それはどんなものですか?」

財前「主に蘭。そして水田です。シンビジューム、カシオペジラムなどが栽培の主となっています」(これホント)

面接官「では柔道の部活はどうでしたか?」

財前「相当打ち込みました。柔道もそうですが、その先にあるのはプロレスでした」

面接官「プロレス?」

財前「プロレスが幼少時代から好きだったのですが、まさか高校にプロレス部はございません。プロレスに一番近かったのが柔道であり、それに打ち込むことで今まで憧れの気持ちで見ていたプロレスの試合を一掃身近に感じることができるようになりました」

面接官「具体的に教えて下さい」

財前「柔道場を利用してプロレス大会を催したのです。素人がすれば危険ですが、武道部同士でやれば問題ありません。結構好評でした。実際にプロレスをすることでその心を知ることができたのです」

面接官「なるほど。大学でもサークル、農遊会などでがんばってくれるのは大学側としてもうれしいことです。それが広がれば尚更です。がんばってください  それではわが大学を選んだ志望動機を…」 


 ほらきたきた。お決まりのパターン。

 後はこの大学にどうして入りたいのか?とか大学に来て何をしたいのか?という事を無難にこなせばいいだけ。

 重要なのはさっき書いたとこ。これがあるから後は普通の事言っても印象に残るはずでした。さすがに志望動機は普通に言わないとマズイ。


 柔道場でやったプロレスは先生に見つかってこっぴどく怒られました。20人くらいギャラリーがいましたから(笑)。それが面接の武器になるとは…。

 面接の時にプロレス中、斉藤のジャンピングニーパットをモロに食らって怒って、スリーパーホールドかけて、締めすぎて斉藤に泡を吹かせてしまい一時は騒然となったことが頭に浮かびましたね。悪友に感謝 (-_-)おまえとのバカ騒ぎは無駄にしないぞ。

 
 高校時代にやってきたことは、まったく勉強とは関係ない上、どうしようもなくバカな事だったと思います。しかし、それが面接試験では武器となったのです。勉強、柔道だけを真面目にしてたらこれは言えなかったでしょう。

 そして「他の奴がゲームしてた時に俺はこんなことしてたんだ」

 親のゲーム嫌いが災いし学生時代ずっとゲームをやらせてもらえなかった悔しさ。その皮肉がちょっぴり入っております(笑)。これは親に感謝しないといけませんね…。みんなと同じように私はドラクエとかしたかったんだ!!_| ̄|○。

 
先生「 面接はおまえの生きてきた道を美化して言えばいい」

 負の部分を武器にする。そう教えてくれたのが学校の担任の先生でしたね。

先生「謹慎事項を武器にしろ」


 出会う人によって人生が変わるとはこの事かもしれません…


 
 …


 先生のおかげで…


 (T-T )( T-T)

 
 めでたく東京農業大学と名城大学に合格。


 当然東京を選択。


 友達にはいろいろ罵られましたねえ(笑)。


斉藤「ちょ…おまえ詐欺かよ。おまえの偏差値で行ける大学ちゃうぞ。きたねえ」

三木「なんでおまえが推薦で合格するんだよ(笑)。あり得ないだろ。謹慎野郎が!!(←コイツも謹慎野郎)」

島田「口だけだろ。実力と勘違いするなよ。口だけで合格しやがって…」

仲●「東京とか…田舎者丸出しのおまえが行っても無理だと思うぞ…」


 もうね。非難囂々。まだ11月でしたしね…。

 しかし事実は事実。


 ただ…  

 もう勉強する目標がありません。大学に合格してしまってるわけですから…。授業も聞く必要はないし、部活も終わってる。どうすべきか…。ゲームも親が怒るから家ではできないし…。

 一応年間の塾の授業料を払ってしまっているので塾は続けることにしました。やはり東京の先生の授業を受けるのは楽しいですからね。それにセンター試験を受けてもいいかなと。一生に一回しか受けられませんし。

 そういう事で学校後に塾に行くのは継続したので生活自体はあまり変わりませんでした。学校→塾の繰り返しです。それに先生はこんなこといいます。

先生「いいか。遅刻はゆるさんぞ。他の学生よりも真面目に授業を受けろ。そして誰よりも真面目に学校を掃除しろ。それが礼儀だ。それに目立った行動は慎めよ」

 …ごもっともです。

 しかしここで大きな転機が訪れます。塾に今まで行ってはいましたが、勉強の事しか頭になくて周りの状況に気づかなかった。

 しかし、今は周りの人の勉強する姿を見たりする余裕があります。みんながんばってるなあと。ちょっと心に隙があったのでしょうか?

 なんかそういう雰囲気があったのでしょうね。

 そう…ここで当時は女性をあまり意識してなかった私に革命を起こした女性が登場するのです。今でもこの方には感謝しているほどです…。正直人生を変えました。



 いつも出会いは突然訪れます。


 私はヘッドフォンしていつものように衛星中継の授業を受けてました。その授業が終わって帰ろうとしたその時でした。いきなり目の前(ホント数㎝)にまで女性の顔が近づいている!!。

  (;゜д゜)?え

 
 心臓が止まりそうになりましたよ。女性の顔がキスするときのように近い。状況がまったく掴めない。


 な…なんだ?なんだ?

 
 そして…その女の子が一言私につぶやきます。



























リリカ 「バイバイ」

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 …





 …










 …








 …










 





 惚れた











 何かわかりませんが「バイバイ」という一言そして、その女性の顔が無茶苦茶かわいかった。こんな美人な子今までに見たこともない。そんな女性がいきなり顔を近づけて来てバイバイとか…。

  経験したことのないシチュエーションです。

 
 女性にはもちろん興味ありましたが、つき合うとかつき合わないとかそんな事考えたことがなかった。学校外の女性とは付き合いまがいの事はありましたが、学校内での付き合い方なんて知らなかったし、そんな事したらなによりも周りに何を言われるか…。

 同じ学校で彼女を作るなんて考えたこともなかった。

 
 それにことごとくフられた高1の苦い経験があったから…


 しかし…そんな硬派な私の壁は「バイバイ」というリリカさんの単純な一言で完全に崩壊。

 このとき歴史上でもベルリンの壁が崩壊しましたよね(笑)。
 

 それほどの力があったし、なによりリリカさんはかわいかった。ジグソーパズルの空いた隙間に最後の1ピースが埋め込まれたようでした。


 財前「これからは  … 女だ」


 なぜかこんな事を思ってしまった…。今考えてもおかしいんですが、それほどの衝撃だったのです。

  

 そうだ!!俺は東京の大学に行くんだった。
 
 こんなダサイ格好では行けない。こんな幼稚な精神ではいけない…。東京の女性は1枚も2枚も上手な事は明白。

 ヤバイ。俺ダサすぎる。


 女性を勉強しなければ!!


 こんなことで動転してしまうとは…。


 …

 




 リリカさんに「バイバイ」と言われただけで、その当時は相当な事が頭をよぎりました。東京にこのまま行ってはいけない…

 そんな天の声を聞いたのです。なぜリリカさんのバイバイでこんな事思ったのか今思っても不思議です。

 自分はリリカさんにふさわしくない…と心のどこかで気づいていたのかな?まあ特技というかね…。女性に3秒で惚れられる特技があるんですよ(笑)。私。



 そして現実に戻る。リリカさんはこちらの反応を伺っていたので


 は  (;゜д゜)?


 となりこちらも「バイバイ…」と返しました。

 塾帰りの自転車ではもう悩みましたね…。

 …

 あれだけ顔を近づけて「バイバイ」とかあり得ない。なんでそんな事をしたかと考えてみたわけです。


 到達した答えが

 「リリカさんは俺の事が好きなんだ」

 ↑アホ

 しかし、残念ながらリリカさんに告白する事はできません。相手は受験を控えてます。人生の大きな岐路です。そんな事できるわけがない。不謹慎もはなただしい。
 
 
 しかし…俺の事を好きなはず。俺の告白を待っているかも?

 もう勉強どころではなく、とりあえず翌日リリカさんの友達シモ●に相談することにしました。

シモ●「あ~あの娘 勘違いさせやすいけんな~。誰にでもそういう事するから。それ…大きい意味はないよ。だってリリカの好きな人、財前君じゃないもん。」










 …










 …













 …









 ちょ…













 待てよ!!(笑)
 







 

 そんなバカな!!_| ̄|○

 え!?あれだけ顔を近づけておいて特に意味はないだと!!バカな。あり得ない。なにいってんだコイツ。アホか?


 いや…まてよ…

 …とは言っても友達がそう言ってるし…好きな人とか聞いてるみたいだし…。

 
 …


 …

 そう

 このころはほとんど女性経験がないので、こんな事で勘違いしてしまっていたのです。自分に惚れていると…。ちょうど女の子とよく目が合うと陥りやすい状況ですよね?

 シモ●はさらにトドメをさすことをいいます。

シモ●「リリカの学校の机見てみ。好きな人の名前書いてあるから(笑)財前君じゃないから期待しないでね。」



 …

 そんなもの見れるわけないだろう…。ゆえにその場で名前を聞きました。

 なるほど。

 シモ●が言うにはリリカさんの好きな男は茶髪でジャニーズ系のM君。ああ。そいつなら知ってる。確かに格好いい。学内で有名な美女がいたんですが、その娘ですらつき合おうかどうか悩んだほどの男です。

 とてもじゃないですが勝ち目はありません。

 相手があの男だとすると、リリカさんにお目に敵うようになるにはそんなすぐは無理。

 内面、外面全てにおいて鍛え直す必要があります。謹慎とか受けて笑っている場合ではなかった。前から女性をもっと意識しておくべきだった。丁度受験も終わってるし… 


 よし…

 そこからファッション雑誌、メンズ雑誌の購読が始まります。そうです。重要なのは服、そして髪型。まずはこれが第一関門。ここを完備しないと無理。男は中身とか言ってもね。外見が伴ってないとダメなんです。現実はそんなに甘くない。

 とりあえず外見は自分ではわからないので友達に聞きました、俺って外見的にどうなの?と

島●「外見はいい方だと思うぞ。けどな…性格としゃべる内容がバカすぎてダメだ。それにおまえ幼稚すぎ。東京行ったら黙ってたらモテるかもな」

斉藤「かっこいい方じゃないか?けど着てる服がダサすぎるし、女の事何もわかってないからな…お前」

藤●「おまえは黙ってれば大丈夫だよ。あんまりしゃべらないほうがいいぞ。しゃべると最低の男になるからな…」


シモ●「ズボンの丈足りてないよ?」




 …





 …




 ハッキリ言うねえ_| ̄|○。

 なるほど…。問題は口か…。そして服にも問題がある。そういえば急に背が伸びたからズボンの丈とか足りてないし_| ̄|○。

というわけで服を買うことにしました。どうもその頃はビジュアル系がブームなようでカジュアルスーツが大人気との事。

 おお!!スーツなら大好きなんだよ。

 よしGRAYを真似よう。

 しかしビジュアルスーツは一着2万円近い。青山なんかでは売ってません。普通に着ることを考えると5着は必要。10万円です。それにシルバーアクセサリーや靴、帽子も必要ですからね。20万円は投資しないといけない。

 小遣いで買える代物ではない…


 …


 まあけど今のままではリリカさんは振り向いてくれない。

 …



 …



 決心しました。


 アルバイトです。今は11月。大学に行くまではあと4ヶ月ある。題名にある一楽木工がここに出てきます。


 重い木材を切ったり運んだりする仕事をするところです。まあ簡単に言うと土木系ですね。

 恐いおじさんや暴走族上がりのお兄さんがたくさんいる職場です。ここでまずは内面を鍛えながらお金を稼ぐ事にしました。コンビニ店員や綺麗な仕事では軟派すぎる。なんか…こう緊張感のある仕事がしたかった。体も鍛えられるしね。


 というか私…なんで女性の「バイバイ」だけでこんなにがんばれてしまったのでしょう…。可能性もないのに…。

 一目惚れなのに…。ほとんど話したことないのに…

 普通こんなにがんばれることなんてあんまりない。綺麗な女性が自分に与えるパワー。

 この時これになんとなく気づいたのかもしれません。

 男は女性への性を利用すれば信じられないパワーがでるのです。この時点でこれに気づいた私はラッキーでした。女性への愛を自分の成長に繋げる。

 それがわかったのがリリカさんに出会ってからなのです。

 というわけでこのころから女性を崇拝しています。ゆえにめいぽの世界で女性にヒイキするのは当然であり男なんて(RY

 …すいません。 

 
 学校の休みの日は片道15キロかけて自転車で木工所まで通いました。山を越えて行くので自転車で行くのはキツイキツイ…。下りは天国ですが登りが悶絶…。

 仕事場につくなり疲れ果てています…。

 しかし日給は1万円近いので私にはうれしい限り。元々体育会系の部活に入ってましたので、特に体力面では問題なかった。そして男の職場の荒い命令や暴力がたまらなかった。

 中でも仕事でミスすると暴走族のお兄さんが暴力を奮ってくるので恐すぎましたが、仕事が終われば普通。かなりやさしくて女性の口説きのテクニックまで教わりました。

 ちょっと今の女性の口説き方が強引なのもこれが影響しているかもしれませんね(笑)。しかし凄い有効なテクニックなんです。やはりね。この暴走族のお兄さんは修羅場を潜りまくっているので、ただ勉強し、部活し…という守られた生活を送っていた普通の学生なんか足下にも及びません。自分の存在がゴミみたいに思いましたね…。

 大学に行くのも親の金でしたし…。この人の方がよっぽど凄い。

 暴走族の兄さんの学生時代はいきなり家を襲撃された事もあるみたいで、とにかく思い出話が凄すぎる。

 そんな人が女性の口説き方を教えてくれたんですからね。他では聞けません。やはり土木系のバイトを選んだのは間違いではなかった。

 そして職場の人たちからは男の器というか…そういうのを感じました。

 そしていよいよ給料を貰い、服を買う…。

 その頃の私の変貌ぶりはそりゃあ凄かったみたいです。同じく推薦入試合格した友達3人が2月からこの一楽木工にアルバイトに来ましたからね(笑)。何かがある…とみんなも思ったんでしょうね。

 山を自転車で越えられないバカもいましたが(笑)。

 残念ながらその頃は暴走族のお兄さんは配置移動で別の現場に行ってしまってたので…友達は会えなかったんですけどね。

 しかし…

 リリカさんとは塾の帰りに一緒に帰るだけで特に進展はありませんでした。そのまま2月まで来てしまいます。もう言えない…。4月から私は東京、リリカさんは京都の大学…。

 今言うのはあまりにも無責任です。しかしこれほど好きになった女性は初めてだったので、気持ちが抑えられない。しかし、告白したくてもできない。この矛盾_| ̄|○。

 振られても4月にはお互い徳島にいませんから後腐れもない。しかし言えなかった。

 その間もいろいろと男性誌女性誌をみて研究していたのですが、使う機会がありません。リリカさんと会うのは制服の時ですから…。そして徳島にはあと2ヶ月…。告白ったって…今更なのです…。そして塾も終わり、リリカさんと会うきっかけがなくなりました。
 
 なぜ…言わなかったのか…今でも後悔してます。

 こうなりゃヤケです。気持ちがどうにもスッキリしない私は一楽木工の人や友と町にナンパに行くようになり、そこらへんの女性でなんとか堪えられない気持ちを抑えようとします。

 そこでもいろいろ挫折や苦い思いもしましたねえ。とにかく女性が欲しかった。 後半は成功率も上がり、一人で行ったりもしてました。

 もうリリカさんと付き合うという目的はありませんでした。諦めていました。ナンパしてた頃の目的…


 それは…



 全ては大学で東京の都会人に負けないためにやったことです。ナンパの一つもできない男が東京に行ってもバカにされるだけだ…。

 田舎者の私は東京を神のように思ってましたから…。

 ビジュアルスーツに身を固め、女性を口説くテクニックをナンパで実戦。そうしないとスタートラインにも立てないと考えていたのです。


 何人ナンパしたことか…。

 しかし気持ちの上では自信もでき、東京に行くための万全の準備が整いました。
 
 いや…

 まだだ…


 これでも東京の強者には田舎者扱いされるかもしれない…。東京に行く友もいない。東京に行けば一人。誰もサポートしてくれないし、誰も私の事を知らない。

 個性で勝負するしかない。もし…コンパなんかがあったら…。果たして東京の奴に勝てるんだろうか?こんな田舎者が…。

 それにはやはり今準備しておかないと、スタートラインにも立てない…。

 東京というものがどんなものかさっぱりわかっていないので、どこまでやっておけばいいのか…終わりがありませんでした。

 まだだ…

 まだ服が足りない。

 一楽木工を3月まで続け、稼いだお金は40万くらいあったんですがすべて服に消えました。東京に行く時をジッと待ちました。

 そしていよいよ4月…

 そう…いよいよ乗り込むのです。花の都東京に。

 数え切れない程の美女がいるでしょう。そして夢だった渋谷…新宿は一体どんなところなのか?

 そして東京の人は冷たい…というのは本当なのか?果たして私は東京の女性を口説き落とせるのか?通用するのか?

 それを試されるときが来ました。

 もう後戻りはできません。しかし楽しみでしょうがありません。これから4年間東京。

 もうリリカさんの二の舞は絶対に踏まない。

 … 

 大学で勉強するなんて意識はこれっつっつぽっちもありませんでした。とにかく女です。東京の女… これに憧れてました。

 

 舞台はいよいよ激動の大学時代へと続きます












2005.09.17 / Top↑
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